イベント企画制作会社・株式会社グローバルトゥエンティワン

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イベントプロデューサーの心構え

09.08.03|イベントブログ

イベントを創っていくとき、

通常、私たちはお客様に、企画提案書、実施計画書、マニュアル、台本などと書類を提出し、打ち合わせをしながら準備を進めていく。

この時、よくあるトラブルは、これらの書類が目的物ではなく、イベントを成功させるための、一つの手段であるということを、お客様になかなか理解してもらえないことから生じる。

もちろん、役所の仕事のように、時間の締め切りがなく、積み上げていく仕事携帯の場合、こうした書類を誤字無く、完璧にしていくことも可能である。

しかしながら、イベントには、本番、つまり締め切りがある。イベントが直前に迫ると、さまざまな準備がある。しかしながら、こうした直前になり、よくお客様の上司が始めてこれらの書類に目を通したりする。

その訂正の度に、役所仕事(すみません)の組織では、上司に訂正書類を提出するために、誤字や訂正を何度も直した書類の提出を要求される。

だんだん、イベントを成功させることが目的であることを忘れ、書類を作ることが目的であるような気配になる。

台本でも同じである。プロの司会者は、台本通り読まない。流れをつかみ、アドリブを入れながらポイントを押さえるのが、プロの司会者である。しかしながら、クライアントは、イベント直前に細かい語尾のチェックし、訂正の要求を繰り返しされる。

また、その依頼は、係長、課長、部長と、その決済ごとに訂正指示がきたりする。もちろん、内容の変更は重要事項だから必要なことだが、です。ます。からでした。ました。など、細かい、どうでも良い日本語の訂正まで来たりする。(プロの司会者は訂正しなくても、十分、本番での言葉使いは心得ている。)

通常の業務ならいざ知らず、こうした本末転倒した流れに、細かくイベントプロデューサーがつきあっていたら、イベントは失敗する。

申し訳ないが、私はこうした時、ある程度はお客様からの声をある部分聞き流しをさせて頂く。申し訳ない。しかしながら、イベントを成功させるためには仕方ないことである。

やがて、イベントは本番を迎える。途中の流れに何があろうと、イベントが成功を治めれば、私たちイベントプロデューサーの仕事は評価される。

しかしながら、こうした書類作りに追われて、イベントそのものが失敗したときは、私たちに言い訳はできない。失敗は私たちの責任であり、プロとして失格である。

イベントプロデューサーの使命は、イベントを成功させることである。